Call of Unread Books

なんだか呼ばれてるきがする

2022-01-01から1年間の記事一覧

研究会のおしらせ:「文字」からみる近現代日本語文学

研究会のおしらせです。私の人生を変えてくれた友人にして、尊敬する研究者でもあるクリス・ローウィーさんの博士論文をめぐって、じっくり討議します。 日本語の表記体系と文学の関係に着目して、谷崎や『吉里吉里人』、崎山多美、円城塔などに目をくばるユ…

夏目漱石『文学評論』校正刷りを購入しました

夏目漱石の帝大講義のうち、『文学論』(大倉書店、1907)にまとめられることになる文学概論講義について著書であれこれ書いたのですが、その際、『文学評論』(春陽堂、1909)にまとめられることになる「18世紀文学」講義についてはほとんど触れることがで…

橋本陽介『物語論 基礎と応用』をテキストにする際の注意点

畏友橋本陽介さんの物語論 基礎と応用 (講談社選書メチエ)を授業で毎年つかっているので、毎年受講生に述べる注意点を一度、文章にしておこうと思う。

国文学論文目録データベースから書誌情報をRefworksに取り込む

卒論・ゼミ指導の一環で記事を書きます。 国文学論文目録データベースはCiniiと異なり題名に含まれない作品名も検索でヒットする、マイナー雑誌もカバーしているなど便利な点があるため、必ず用いましょう。 ただし、独自のルールで書誌情報を記載しています…

人の校正を笑うな

ひさしぶりにブログを書きます。タイトルに深い意味はありませんが、人は校正を誰に習うのか。あるいは自己流のままなんとなくやっている人もいるのかもしれません。私は大学院の雑誌にはじめて論文を載せる際に、はじめて自分の原稿の「校正」するためハウ…