Call of Unread Books

なんだか呼ばれてるきがする

Refworksを用いた先行研究の整理法

こんにちは。部屋はちらかって倉庫みたい。デスクトップはアイコンだらけ、服部です。

研究会のお知らせ:教科書の俳句をめぐる一試論(80年研)

研究会のお知らせです。私が信頼する友人たちと2016年以来ほそぼそとやっている研究会、80年代の文学・批評・研究史を読む会(80研)で、新進気鋭のゲストをお招きします。

服部研究室卒論題目一覧

服部研究室に提出された卒論題目一覧です。

研究会のおしらせ

公開研究会「日本近代文学における「アジア」と「翻訳」研究のフロンティア」2 月16 日(金)13:15~18:00 (13:00 より前には会場に入れません)工学院大学新宿キャンパス20 階第6 会議室https://www.kogakuin.ac.jp/campus/access.html13:15~13:20 …

研究会のおしらせ:「文字」からみる近現代日本語文学

研究会のおしらせです。私の人生を変えてくれた友人にして、尊敬する研究者でもあるクリス・ローウィーさんの博士論文をめぐって、じっくり討議します。 日本語の表記体系と文学の関係に着目して、谷崎や『吉里吉里人』、崎山多美、円城塔などに目をくばるユ…

夏目漱石『文学評論』校正刷りを購入しました

夏目漱石の帝大講義のうち、『文学論』(大倉書店、1907)にまとめられることになる文学概論講義について著書であれこれ書いたのですが、その際、『文学評論』(春陽堂、1909)にまとめられることになる「18世紀文学」講義についてはほとんど触れることがで…

橋本陽介『物語論 基礎と応用』をテキストにする際の注意点

畏友橋本陽介さんの物語論 基礎と応用 (講談社選書メチエ)を授業で毎年つかっているので、毎年受講生に述べる注意点を一度、文章にしておこうと思う。

国文学論文目録データベースから書誌情報をRefworksに取り込む

卒論・ゼミ指導の一環で記事を書きます。 国文学論文目録データベースはCiniiと異なり題名に含まれない作品名も検索でヒットする、マイナー雑誌もカバーしているなど便利な点があるため、必ず用いましょう。 ただし、独自のルールで書誌情報を記載しています…

人の校正を笑うな

ひさしぶりにブログを書きます。タイトルに深い意味はありませんが、人は校正を誰に習うのか。あるいは自己流のままなんとなくやっている人もいるのかもしれません。私は大学院の雑誌にはじめて論文を載せる際に、はじめて自分の原稿の「校正」するためハウ…

やまなし文学賞を受賞しました(選評ほか)

『はじまりの漱石 『文学論』と初期創作の生成』(2019年9月 新曜社)に対し、樋口一葉記念第28回 やまなし文学賞(研究・評論部門)を頂きました。同時受賞は河野龍也『佐藤春夫と大正日本の感性―「物語」を超えて』(2019年3月 鼎書房)です。

ウェブ媒体に公開した記事まとめ

2019年には、はじめての単著を出し、二つのウェブ連載を始めました。 これを機にウェブ上に書いた原稿をまとめるページを作ります。このページの内容は随時更新します。 ←単著。まだの人は買ってね。

2019年11月24日10:00-12:00 パネル発表「フィクション論で問い直す近代日本文学」(久保昭博・服部徹也・日高佳紀・高橋幸平)於 共立女子大学(日本近代文学会・昭和文学会・日本社会文学会 合同国際研究集会)

2019年11月23・24日に日本近代文学会・昭和文学会・日本社会文学会 合同国際研究集会が行われます。23日は明治大学リバティタワー3Fで基調講演『文学は何の役に立つのか?』(平野啓一郎氏)やシンポジウム、24日は共立女子大学3号館、二松学舎大学 九段キ…

勉強会のお知らせ:韓国近代推理小説への招待:パク・ジニョン『探偵の誕生――韓国近代推理小説の起源と歴史』を導きとして(2019 年10 月11 日 於共立女子大学・要予約)

勉強会のお知らせです。要予約。平たくいうと、韓国語はできなくても韓国朝鮮の近代の探偵小説の状況について知りたい!という勉強会です。詳しくは「続きを読む」以降に。

新刊:『はじまりの漱石ー『文学論』と初期創作の生成』(新曜社) 紹介と詳細目次掲載

私の最初の単著が出ます! たくさん買ってね! はじまりの漱石ー『文学論』と初期創作の生成 『はじまりの漱石』書影 私の本がもうすぐ出ます……見て……表紙めっちゃよくない……!? この写真だいすき……東京帝国大学文科大学(法科と共用)の廊下です……。漱石や…

おしらせ:ひさびさの研究発表です。2019年6月15日(土)午後1時30分 国文学研究会(慶應義塾大学三田キャンパス)

ひさびさに研究発表を行います。よかったらどうぞ。 今回は『文学評論』について。こんな構想です。(↓)

川口淳「『竜華空音日記』の翻刻――明治真宗大谷派改革運動の記録――」(『同朋佛教』54, 2018-07)

同僚の真宗学研究者、川口淳さんより抜刷を頂きました。私も微力ながら翻刻に協力しました。要は僧の日記なんですが、非常に興味深い資料です。日記の筆者の龍華空音(りゅうげ・くうおん)は、波瀾万丈、起伏に富んだ人生を送った人物のようです。私は今回…

報告:ブックカフェ・トーク「現代韓国文学を、いま日本に」、日韓共同文学研究ワークショップ 「翻訳と文化のポピュラリティ」を開催しました。

ずっと準備してきたブックカフェ・トーク「現代韓国文学を、いま日本に」、日韓共同文学研究ワークショップ 「翻訳と文化のポピュラリティ」が終わりました。 予稿集と、朴珍英先生の新刊2冊

日韓共同文学研究ワークショップ「翻訳と文化のポピュラリティ」(2019年1月26日 工学院大学新宿キャンパス)開催のお知らせ

日韓共催イベントのおしらせです。懇親会については「続きを読む」をクリック!

「あなたを見ていた私の目が寺院になりました。」(ハン・ガン『少年が来る』、井手 俊作訳、クオン、2016)

한강 작가의 『소년이 온다』 을 읽었습니다. あなたが死んだ後に葬式ができず、 あなたを見ていた私の目が寺院になりました。 あなたの声を聞いていた私の耳が寺院になりました。 あなたの息を吸い込んでいた肺が寺院になりました。 (...) 春に咲く花々、柳…

台湾で発表します:国立政治大学台湾文学研究所主催「從帝國到冷戰的文化越境與生成」工作坊(2018年11月23日)

台湾の国立政治大学台湾文学研究所主催「從帝國到冷戰的文化越境與生成」工作坊にお招き頂いて口頭発表をしてきます。 「逆輸入された生硬さ――張我軍訳・夏目漱石『文学論』」と題して、漱石研究が漱石研究の外にとってどんな意味があるのか、博論で書いたこ…

会期始まってます!:国文学研究資料館特別展示「祈りと救いの中世」(2018年10月15日~12月15日)

bungakuron.hatenablog.com 会期始まってます! 私は、祖母が内覧会に招かれたので付き添いで見学しました。

ミカエル・ゴメズ・グタールト「『ドン・キホーテ』の著者、林紓」 田中 未来 [訳]『群像』 72(12), 112-114, 2017-12

文芸誌をほとんど読んでいない不心得者ですが、今私が調べていることに関係する短いエッセイが訳出掲載されていました。 群像2017年12月号 目次 3頁のごく短いエッセイなのであまり説明すると中身全部になってしまいますが、面白いのにあんまりネット上で反…

『定本漱石全集』第13巻で論文が紹介されました

現在刊行中の『定本漱石全集』のなかで、私の論文が紹介されました!

国文学研究資料館特別展示「祈りと救いの中世」(2018年10月15日~12月15日)

大学でお世話になった小川剛生先生にご紹介頂き、亡祖父庵逧巌の旧蔵書(和書)を国文学研究資料館に寄贈いたしました。 参考:祖父の遺稿集※実家に何冊か在庫あります

柳 忠熙(2018) 近代朝鮮におけるイソップ寓話の翻訳と『ウスンソリ(笑話)』(『朝鮮学報』第246輯)

敬愛する柳忠熙(リュウ・チュンヒ)さんの論文がとても面白かったので、紹介します。 柳忠熙さんは「朝鮮知識人尹致昊(ユン・チホ、1865~1945)の思想とその変化に注目し、近代への転換期における朝鮮知識人の思想と朝鮮社会の変化のダイナミズムについて…

ポーランド 1918

ポーランドのドイツ国境にほど近いSłubice スウビツェという小さな町で妹の結婚式が行われました。飛行機でヘルシンキ経由でベルリンへ、鉄道でベルリンからフランクフルト・オーデルまで移動したあとは、車で橋を渡っているうちにそこはポーランド、スウビ…

研究発表二本立て:『君の膵臓をたべたい』『梅棹忠夫の「人類の未来」暗黒のかなたの光明』

80年代の文学・批評・研究史を読む会 第17回読書会についてお知らせします。今回は二本立てです。参加希望の方はコメント(連絡先を明記)またはメールをください。その際懇親会参加の有無も併せてお知らせください。7月14日(土) 於 早稲田大学早稲田キャ…

文献管理ソフトにトライしてみるの記

こんばんは。最近パイナップルジュースと豆乳を混ぜて飲むのにハマっています。豆腐もできます 有機豆乳、という銘柄が気に入っています。 さて、新しいことを覚えるのが苦手おぢさんな私、ずっと気になっていた文献管理ソフトにトライしてみました。大学院…

公開読書会のおしらせ 「西田谷洋『村上春樹のフィクション』を読む」7月1日(於 同志社女子大学)

わたくしの敬愛する西田谷 洋(にしたや・ひろし)さんの新刊『村上春樹のフィクション』(ひつじ書房、2017)について、公開読書会が行われます。わたくしもお話する時間をいただきましたのでがんばります。

『ポスト・オリエンタリズム』読書会のお知らせ

私が呼びかけ人の一人である有志の研究会で、下記の通り読書会を行います。 ーーー 80年代の文学・批評・研究史を読む会 第16回研究会 『ポスト・オリエンタリズム』を読む 6月2日16時 早稲田大学早稲田キャンパス ※教室は追って連絡 ※19時から懇親会を予定…