Call of Unread Books

なんだか呼ばれてるきがする

会期始まってます!:国文学研究資料館特別展示「祈りと救いの中世」(2018年10月15日~12月15日)

bungakuron.hatenablog.com

 会期始まってます! 私は、祖母が内覧会に招かれたので付き添いで見学しました。

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ミカエル・ゴメズ・グタールト「『ドン・キホーテ』の著者、林紓」 田中 未来 [訳]『群像』 72(12), 112-114, 2017-12

 文芸誌をほとんど読んでいない不心得者ですが、今私が調べていることに関係する短いエッセイが訳出掲載されていました。

群像2017年12月号 目次 

群像 2017年 12 月号 [雑誌]

 3頁のごく短いエッセイなのであまり説明すると中身全部になってしまいますが、面白いのにあんまりネット上で反応も見受けられないので紹介します。

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国文学研究資料館特別展示「祈りと救いの中世」(2018年10月15日~12月15日)

 大学でお世話になった小川剛生先生にご紹介頂き、亡祖父庵逧巌の旧蔵書(和書)を国文学研究資料館に寄贈いたしました。

参考:祖父の遺稿集※実家に何冊か在庫あります

幸若舞・歌舞伎・村芝居

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柳 忠熙(2018) 近代朝鮮におけるイソップ寓話の翻訳と『ウスンソリ(笑話)』(『朝鮮学報』第246輯)

 敬愛する柳忠熙(リュウ・チュンヒ)さんの論文がとても面白かったので、紹介します。
 柳忠熙さんは「朝鮮知識人尹致昊(ユン・チホ、1865~1945)の思想とその変化に注目し、近代への転換期における朝鮮知識人の思想と朝鮮社会の変化のダイナミズムについて研究」(リサーチマップより)してこられた方です。
 
 ユン・チホが『ウスンソリ』と題して訳したのが、朝鮮では最初に単行本形式で出版されたイソップ寓話でした。これが、なんと驚き!
出版された翌1909年に「治安の妨害」を理由に発売禁止処分を受ける。この事実から、保護国下の韓国の為政者にとって、この書物の政治性が問題になったことが推測できる。禁書処分を受けた翌1910年に『ウスンソリ』はアメリカのハワイ所在の新韓国報社から再出版される。
(柳 2018, p.3 :以下ページ数のみ記し、引用文中の註は適宜省略)
新韓国報社本『ウスンソリ』にも序文や挿絵は付いていない。だが、尹致昊とハワイ韓人学校の生徒との写真と、伊藤博文を暗殺した安重根の写真が載っている。
(p.6)
 もうこれだけで興味津々、近代文学研究者としては垂涎ものですね。

ポーランド 1918

ポーランドドイツ国境にほど近いSłubice スウビツェという小さな町で妹の結婚式が行われました。飛行機でヘルシンキ経由でベルリンへ、鉄道でベルリンからフランクフルト・オーデルまで移動したあとは、車で橋を渡っているうちにそこはポーランド、スウビツェなのです。(写真1)

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研究発表二本立て:『君の膵臓をたべたい』『梅棹忠夫の「人類の未来」暗黒のかなたの光明』

80年代の文学・批評・研究史を読む会 第17回読書会についてお知らせします。今回は二本立てです。参加希望の方はコメント(連絡先を明記)またはメールをください。その際懇親会参加の有無も併せてお知らせください。


7月14日(土) 於 早稲田大学早稲田キャンパス


1. 14:00 西貝怜さんの発表「住野よる『君の膵臓をたべたい』における身体・名前・未来――末期患者をめぐる死生学と文学研究の新たな関係のために」(仮)

対象テクスト:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社、2015・06 ※文庫版、Kindle版あり)

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

 文学研究と死生学との関係を、具体的なテクスト分析から立ち上げる議論になるだろうとのことです。


2. 16:00 栗原 悠さんの発表「エネルギー産業と学術振興」(仮)

対象テクスト:『梅棹忠夫の「人類の未来」暗黒のかなたの光明』(勉誠出版、2011・12)

梅棹忠夫の「人類の未来」 暗黒のかなたの光明

※「お忙しい方は「「貝食う会」の5人」(加藤秀俊)の箇所だけでも構いません」とのことです。

 1980年代に至るまでの企業と学問・文化などの関わりについて新京都学派や未来学にふれながらお話ししてくださるそうです。


19:00頃~ 懇親会