ずっと準備してきたブックカフェ・トーク「現代韓国文学を、いま日本に」、日韓共同文学研究ワークショップ 「翻訳と文化のポピュラリティ」が終わりました。
2019年1月25日 ブックカフェ・トーク「現代韓国文学を、いま日本に」
17:00-19:00「CHEKCCORI(チェッコリ) - ~韓国の本とちょっとしたカフェ~」(神保町)
金承福さん(出版社クオン代表)、斉藤典貴さん(出版社晶文社編集部)、すんみさん(日韓翻訳者)のお三方をお招きして、現代韓国文学を日本へ翻訳・紹介するに際しての工夫や課題、読者からの反響などをお話いただき、その後は座談形式で参加者を交えて話し合い、理解を深めました。
そして懇親会の席から颯爽とTBSへ向かったすんみさんは、ラジオでも素晴らしいお話をなさったのでありました。
26日は日韓若手6名の発表と、講演。
朴珍英先生のご講演「翻訳する東アジア、想像される世界文学」は、イプセン「人形の家」、ドーデ「最後の授業」、タゴール「東方の灯燭」の日本・韓国・中国における翻訳受容を比較検討するものでした。とくに、帝国―植民地の間の二国間比較ではなく、植民地―植民地どうしを比較することに可能性を見いだすことで、研究者の間で半ば安易な決まり文句化した「東アジア」や「世界文学」という概念を脱構築するような野心的なメッセージが込められていたように感じました。
当日、朴珍英先生から新刊2冊を頂きました。